好きな海外ドラマ
ベター・コール・ソウル(Netflix)
ブレイキング・バッドの前日譚スピンオフ作品です。ブレイキング・バッドを見なくても楽しめるけれど一体どの段階から計算されているのか?と思うぐらい細かな設定が仕込まれているので本編も観た方がより楽しめること間違いなし。うさんくさいけれど憎めない弁護士ジミー。優秀な兄との複雑な関係、何があっても味方してくれる恋人キム。笑える設定も多くて元気になれる。登場人物は嫌なことをされたり、問題にぶち当たったときにどうやって解決するか?毎回思いもよらない解決方法で立ち向かう。ブレイキング・バッドに登場しないキムの存在が一体どうなるか?という不穏な謎が常に横たわっている。
– ネタバレ 好きなシーン
クリームパイ:シーズン2第2話
薬の横流しで儲けているマイケルの元顧客がやたら金回りが良いことで刑事に目をつけられてしまいます。マイケルからその疑いをなんとか晴らすように頼まれたジミー。そこで刑事たちに彼が儲けた方法についてごまかすために説明するシーンが大好きです。
どう観ても冴えない小太りの中年男。彼はアーティストだと説明します。「嘘だろ?スクワット・コブラーを知らないのか?」刑事たちがキョトンとしているところでまくし立てるように説明するジミー。 彼は「スクワット・コブラー」というクリームパイに座る行為にフェティシズムを感じるひとたちに向けたビデオ制作で大金を稼いでいると説明します。予想もできない弁明に笑いました。
SHERLOCK
現代イギリス版シャーロックホームズ。天才シャーロックがジョンと事件を解決していくお話なのは同じなのだけれど音楽も映像もスタイリッシュ。キャラクターがみんな面白くてコミカルな面もあって楽しい。天才すぎて一般的な人間の気持ちが一切わからないシャーロックが周りをイラつかせる。それを渋々フォローするジョン。
ウエストワールド
テーマパークで働くロボットたちの反逆。人間もそうだけれど何が起きたかは覚えていないけれど感情だけ残っているという体験はけっこうあると思う。ロボットたちも感情のキャッシュはなかなかクリアできないようで世界を知ろうと動きはじめてしまう。初めは西部劇のような世界から始まるがいろんな舞台がでてくるのも魅力的。
ブラックミラー(Netflix)
テクノロジーが進化しただいたい悪い未来のお話。1話完結のオムニバス形式だけど会社の名前なんかはシンクロしていたりする。
セックス・アンド・ザシティ
憧れの華やかな都会の生活の中に痛いほどわかる話がたくさん。キャリー、ミランダ、シャーロット、サマンサどのキャラクターも個性的で魅力的だけど少しは自分のなかに持っているんじゃないかなと思う。
THIS IS US
肥満に悩むケイト、安定した職について家庭を持つ養子のランダル、売れなくなってきた2枚目俳優のケビン。性格も生活も全くバラバラの現在36歳の3つ子が時に衝突したり深い絆を感じたりする。心配性な母親、頼りになる今は亡き父親。主人公とその親たちが同じ年頃にかかえていた悩みがわかるエピソードが代わる代わる登場する。時系列がランダムに飛びまくるので次はどこに行くのか楽しい。
シリコンバレー
シリコンバーレーで起業した会社が困難にぶつかりながら成長していく若者たちの物語です。たぶん風刺のような表現もたくさん含まれているんでしょう。凄腕エンジニアとそうでもないエンジニアとそれを取り巻く人々。欲がないひと欲に貪欲なひといろんなキャラクターがいて楽しいです。
センス8(Netflix)
世界各地の8人がある日入れ替わる能力を持つことになる。追っ手に気づかれないように、それぞれの持つ能力で協力しながら抱えている問題も同時に解決していくお話。クラウドアトラスのように別のドラマを同時に見ている面白さもある。
ナイロビ:バスの運転手(男性) ソウル:地下格闘家で財閥令嬢(女性) サンフランシスコ:凄腕ハッカー(トランジェンダー女性) ムンバイ:薬剤師(女性) ロンドン:DJ(女性) ベルリン:ギャング(男性) メキシコシティ:俳優(男性) シカゴ:警察官(男性)
こんな8人が精神を共有できるようになり、ピンチの時に助けることができるようになるお話。 ワクワク感がたまらない。
コブラ会(Netflix)
ベストキッドを知らずに見たけれどとても面白かった。どうしようもないジョニーと人生順風満帆だけど、どこか満たされないダニエルの対比が面白い。子供たちも巻き込んで戦いまくる。
酒浸りで荒れた生活をするジョニーは80年代で止まったような生活をしている。音楽もカセットテープで車も変わっていない。価値観も変わっていないので時代にそぐわない差別的な発言をしてしまう。けれど悪気は全然ないし媚びないし実はフェアなところもある。そういった面が見えてくるとどうしても応援したくなるのがジョニー。
ペーパーハウス(Netflix)
スペインの王立造幣局に押し入った強盗のお話。教授の計画をトーキョー、ベルリン、モスクワ、ヘルシンキ、ストックフォルム、リオ、デンバー、ナイロビと都市の名前で呼び合う8人の強盗犯が実行するお話。一度流し始めたら止まらない。パッツンボブにチョーカーネックレスのトーキョーのファッションがグランジ系というのかな?カッコいい。前半のシーズンは結構笑えるシーンも多い。パジャマを着てたりシャツを几帳面に手入れするところをトーキョーにおちょくられたりしている教授がカワイイ。事件が山場なのに知り合ったばかりの相手(実は主犯の教授)とデート平行している警部もどうかしているけど面白すぎる。